高齢者の便秘の原因は？
若い女性に多いイメージのある便秘。実は年齢を重ねると男女問わず悩む人が急増すると言われています。そんな便秘は青汁で解消できる可能性があるってご存知ですか？高齢者の便秘の原因と、青汁がどのように働きかけるかを紐解いていきましょう！
食事量の減少で便が減る
10代や20代などの若いときは焼き肉や食べ放題が好きで、食べても食べてもお腹が空いて太らない体質だった人も多いのではないでしょうか。年齢を重ねるとどうしても昔のようには食べられませんよね。
健康のために食事量をコントロールしている人も、食欲が落ちてあまり食べられなくなっている人も、食事量が減ってしまう事で便の量が減ってしまいます。便通のリズムが狂いやすく、溜まりがちになってしまうのです。
筋肉量の減少
若いときに男性が便秘になりにくいのは、女性に比べてお腹や腰回りの筋肉量が多いからだと言われています。排便するときはもちろん、日常生活で腸回りの筋肉が良く動くので、腸が良く刺激されているのです。
年齢とともに体全体の筋肉量は減少します。腸の周りの筋肉が衰えてしまうと便がなかなか降りてこず、いきんでも排便し辛くなってしまいます。
内臓の機能低下
腸をはじめとする内臓の機能は、年齢を重ねるとどうしても低下してしまいます。消化の悪いものを食べると消化不良ぎみになってしまったり、便が溜まっても便意を伝える信号が伝わりにくくなってしまう事もあります。
腸だけでなく胃や肝臓などの他の臓器が弱っていることで便秘になってしまう事もあります。老廃物が溜まりやすく、むくみや高血圧になっている人は内臓の機能が低下している可能性があるでしょう。
常用薬などの影響も
持病があり、毎日薬を飲んでいる人も多いのではないでしょうか？薬によっては副作用で便秘を引き起こしてしまうものがあります。降圧剤や抗がん剤、咳止めや向精神薬などで便秘の副作用が報告されています。
飲まなければいけない薬とはいえ、便秘がちだと辛いですよね。飲み合わせも考慮して、なるべくやさしい効き目で便秘解消を目指しましょう。
高齢者の便秘は青汁で改善
年配の方の便秘は解消するのも若い人に比べて大変だと言われています。体への負担が多い便秘薬や、便秘解消のための運動、たくさんの食材をきちんと食べるのも年齢を重ねると大変ですね。
そんな年配の方々におすすめしたいのが青汁なんです！水に溶かして飲むだけ、お手軽な青汁ですが、便秘解消できる様々なパワーを持っているんですよ。
食物繊維と一緒に水分補給も
ケールをはじめとする緑黄色野菜が粉末状にされている青汁は、食物繊維の宝庫！商品によりますが、1食で1日の食物繊維の1/3が取れるものも少なくありません。
また、水に溶かして飲むことで便秘解消の原因の一つ「水分不足」も解消されます。水分不足と内臓の働きを活性化させることができるので、朝起きて1番最初に飲むのがおすすめです。
青汁で腸内環境を整える
排便リズムが狂い便が腸に長く留まっていると、腸内の善玉菌が減少し、腸内環境が悪化してしまいます。腸内環境が悪いとさらに便秘を招く悪循環に陥ってしまいます。
青汁には腸内環境を整える2種類の食物繊維（水溶性食物繊維と不溶性食物繊維）や、善玉菌のエサとなるビタミンCが豊富なので、腸内環境の改善が期待できます。
内臓の機能向上
「食べもの」というよりドリンク感覚で摂取できる青汁は消化が良く内臓にやさしい飲み物です。無理してサラダや温野菜を食べるよりも内臓への負担が少なく、内臓が疲労している時にはもってこいです。
無理せず続けられるので、体調を崩さずに便秘解消を目指せるのもうれしいところですね。
青汁で早めの対策を！高齢者の便秘
便秘が辛くて便秘薬を試したことがある人は多いのではないでしょうか？ちょうどいい効き目を調整するのは難しく、中には腹痛や下痢で体力が落ちてしまった人もいるようです。
青汁にはセンナやハーブなどの下剤効果がないので、自然なお通じが期待できます。脱水症状も予防できるので、年配の方には特におすすめしたい青汁です。
すぐに効果が表れる人もいますが、1週間～2週間程度飲み続けないと効果が出ないことも多いようです。なるべく栄養価の高い青汁を選んで、楽しく青汁を続けたいですね。
青汁の選び方のポイント
食物繊維が豊富な青汁ですが、2種類の食物繊維がバランスよく含まれていないとかえって便秘を悪化させてしまう可能性があります。ごぼうや小麦ふすま等に含まれる不溶性食物繊維が多すぎると、便が固くなりスムーズに排便されません。
きのこや果物、葉物野菜に多く含まれる水溶性食物繊維も同等に含まれている青汁を選ぶのがポイントです。腸内環境が整いやすく、排便もスムーズになるでしょう。
様々な飲み方で青汁を楽しんで
毎日継続して飲むと効果的な青汁ですが、中には味が苦手だったり飽きてしまう・・・という方も多いのではないでしょうか。そんな時は青汁をアレンジしてしまいましょう！
水ではなく牛乳や豆乳に混ぜて飲んだり、ヨーグルトにかけても美味しいでしょう。パンケーキやお菓子作りにブレンドして、ヘルシーなスイーツに挑戦してみるのも良いですね。