生のニンジンはビタミンCを壊す?青汁で使う注意や正しい作り方!

ニンジン,ビタミンC

人参に含まれるビタミンCの効果


ニンジン,栄養


人参はサラダや炒め物、カレーなどたくさんの料理に使えるので日頃から食べている人も多い野菜です。栄養素もβカロテンをはじめ、ビタミンCやカルシウム、鉄分などが含まれています。

オレンジが鮮やかな人参に含まれているビタミンCは、美容や健康に良く、ジュースやスムージーにして飲んで、老化防止に効果を期待できますね。健康な体作りにも欠かせないビタミンなので、壊さず効果的に摂取したいですよね。

免疫力UPやデトックス効果、生活習慣病予防


ビタミンCには免疫力をUPさせる効果やデトックス、生活習慣病予防効果があります。

いつまでも健康に過ごすためには欠かせないビタミンで、他にも傷の治りを早めたり、コラーゲンの生成を助けるなどの働きを持っています。風邪や寒い日にビタミンCをたっぷりと含んだレモン湯を飲む人も多いのは免疫力を高めて風邪を予防したり、治りを早めるためです。

デトックス効果で体内の老廃物も排出しやすくしてくれるので、ダイエットやアンチエイジングといった効果も得ることができます。

ビタミンCは健康な体作りはもちろん、美容にも良い心強いビタミンの一つです。


抗酸化作用で老化予防や便秘解消、造血作用で貧血予防にも


ビタミンCの凄いところはデトックス効果によるアンチエイジングだけでなく、抗酸化作用で老化を防止してくれるところです。

また便秘も解消してくれるので、体内に溜まった老廃物を腸や血液から排出しやすくしてくれます。造血作用によって血液も作り出されるので、貧血予防にもなり、女性にとって欠かせないビタミンです。

ビタミンCは内側から綺麗にしてくれるビタミンなので、その効果を得るためにも壊さず体内へ吸収させることが大切です。

 


野菜生の人参がビタミンCを壊す?気になるアスコルビナーゼ


ニンジン,アスコルビナーゼ


人参には「アスコルビナーゼ」という酵素が含まれていますが、実はこのアスコルビナーゼはビタミンCを壊すともいわれています。しかし一説ではビタミンCを一時的に違う形に変形させているだけなので、体内で再びビタミンCに還元されるともいわれています。

どっちなんだ?!と心配になる人も多いことでしょう。

他の野菜や果物と別にして調理したり、ジューサーやミキサーにかければ大丈夫、といって分けて調理してから混ぜる人もいますが、果たしてそれだけで本当に安心できるのでしょうか?

なかには、ニンジンをとったら、30分は、ビタミンCを含む食品は取らないほうがいいと言ってるドクターもいました。せっかく摂ったビタミンCが壊れてしまうから、という理由だそうですが、その確証は、どうなのでしょうか?

どうやら、この事実には確証が得られないようで、トマトときうり(きうりにアスコルビナーゼが含まれる)を一緒に調理しても、実際にビタミンCが壊れていなかったという研究結果もあります。 アスコルビナーゼを含む野菜の1つであるキュウリを使用し、条件を変えて VC 溶液の VC 量の変化をヒドラジン法を用いて測定した。その結果、アスコルビナーゼは還元型 VC を酸化型 VC に酸化するだけで、破壊しないことが分かった。

参考:http://school.gifu-net.ed.jp/ena-hs/ssh/H24ssh/sc3/31218.pdf


ほかにもいろいろな説がありますので、一応参考にして、人参の調理法には気をつけるようにしましょう。

 


アスコルビナーゼとは?


アスコルビナーゼとは酵素の一種で、L-アスコルビン酸(ビタミンC)を破壊してしまうからこういった名がつけられたといわれています。

酵素といえば、私たちの体内に数多く存在し、さまざまな働きをサポートしてくれるものです。しかしアスコルビナーゼはビタミンCを破壊することをサポートしてしまう厄介者でもあります。

アスコルビナーゼは人参だけに含まれているわけではなく、きゅうりやかぼちゃ、りんご、バナナなどにも含まれています。普段から食卓に上がるものに含まれていたなんて!と驚くでしょうが、実に多くの野菜や果物に含まれている酵素なんです。

この厄介者ののアスコルビナーゼは近年の研究によって調理法に気をつければその働きを弱められることが分かりました。そのため人参やきゅうりなどを調理するときは、すこし意識を持つことが大切です。

 


熱と酸があればビタミンCを壊さず摂取できる


どんな栄養素もどこかに弱点があります。アスコルビナーゼの弱点は熱と酸なので、調理するときは熱を加えたり、お酢などのドレッシングと組み合わせるとビタミンCを壊さずに食べられます。

またアスコルビナーゼは生のまますりつぶしたり絞ったりして空気に触れるとその効果を強めてしまいます。スムージーやジュースに使う時には酸が必要になるので、柑橘系の果物と組み合わせるようにしましょう。

ちょっとの意識でビタミンCを守ることができるので、是非今夜の調理から取り入れていきましょう!

ですが、ビタミンCにも当然弱点があります。ビタミンC自体の弱点を無視して調理しても、ビタミンCを破壊してしまうので注意しましょう!


ビタミンを逃さないためには水を使った調理法を避ける

ニンジン,ビタミンC



ビタミンCは水溶性なので水で洗ったり茹でたりすると流れ落ちてしまいます

そのためビタミンを逃がさないためにも水を使った調理法は避けるようにしましょう。熱を加えたい場合には電子レンジを利用したり、蒸して水分へ逃げる量を減らすなどの工夫をしましょう。

野菜を洗う時もさっと軽く汚れを落とすだけで大丈夫です。あまりごしごしと擦ってしまうとビタミンなどの栄養素まで洗い落としてしまうので、気になる場合には先に布巾などで汚れをある程度拭き取っておくと水で洗う時間が短縮できます。

 


生食の場合は柑橘類やお酢など酸をプラス


生で食べる場合には、酸が含まれている柑橘系やお酢などをプラスしましょう。

特にお酢は健康効果がかなり高いので、ビタミンCと組み合わせることでさらに体内から元気がでます。酸っぱいのが苦手な人はドレッシングをまろやかにするべく砂糖を少し加えるなどの工夫をしましょう。

 


野菜人参とりんごは最強ビタミンCコンビ


ニンジン,りんご人参とりんごは最強コンビともいわれています。

ビタミンCをはじめさまざまな栄養素が含まれているので、美容や健康効果がとても高いです。スムージーやサラダにするときにいっしょにして、その効果を最大限に活用しましょう!

 

 


合わせて130種の栄養素が免疫力を上げ活性酸素を除去


人参とりんごを合わせると実に130種類もの栄養素が含まれているんです!たったこの2種類だけでこんなに多くの栄養素が摂れるなら食べない人はいないですよね!

これらの栄養素が免疫力を上げて、体の錆ともいわれている活性酸素を除去してくれます。体内から錆(活性酸素)が除去されれば健康はもちろん体内から綺麗になることができます。


体を温め、デトックスや美肌効果も


人参とりんごは体を温める効果にも優れています。

体が温まると血流も良くなり、デトックスや美肌効果も得られ、女性としては嬉しい限りですよね。特に冷えは女性にとって大敵です。女性特有の疾患を招く原因にもなるので、冷え性持ちの人は特に人参とりんごを食べるようにしましょう!

 


野菜人参の特性を知ってビタミンCを効果的に摂ろう


ニンジン,フルーツ青汁


人参には多くの栄養素が含まれています。栄養素を壊さないためにも、人参の特性を知ってビタミンCを効果的に摂取できるようにしましょう!

自宅で青汁を作る人は野菜だけで作るのではなく、柑橘系の果物やりんごを組み合わせたフルーツ青汁を作るようにしましょう。生のままで飲む青汁だからこそ、柑橘系の酸の力を借りてアスコルビナーゼからビタミンCを守りましょう!

またりんごの効果も忘れてはいけません!美味しく楽しく健康に過ごせるように、青汁や野菜を日常的にとりいれていきましょうね!

コメントは受け付けていません。