カリウムの効果でやせやすくなる?!デトックス体質になりたい人要チェック

カリウム,青汁

カリウムは、カラダの中の細胞を正常に保ったり体内の水分バランスを維持する働きを主にしています。

カリウムが不足している状態だと、体内の水分バランスが崩れるので、むくみやすかったり、疲れがとれなかったり、いろいろな健康維持にまで影響が出てしまいます。

青汁に含まれるカリウムは生の状態でいただく新鮮なカリウムで早くカラダの中に浸透します。

疲れやすい人や老廃物がたまりやすい人は定期的にとるようにするといいですね!

むくみが気になる人必見!カリウムの効果とは

 

1日中立ち仕事や座り仕事の人はもちろんですが、そうじゃない人でも忙しくて外食続きの時や、年末年始の忘・新年会、それから歓送迎会なんかで外せない飲み会が多い時期とかに、むくみが気になることありませんか?


むくみとは、血液中の水分が何らかの原因で全身や体の一部に留まった状態のことで、原因は運動不足や冷え・ストレスをはじめとして、栄養の偏りや塩分糖分のとりすぎ、水分の摂りすぎに心臓・腎臓の機能低下と様々です。


むくみが出た時には、服のあとが付いたり靴がキツくなったり…というのも当然嫌ですが、体内の老廃物や二酸化炭素が滞ることで肌の調子が悪くなったり、セルライトの原因になるという話もあるので、美容にとっても悩みの種です。


むくみを解消するためのマッサージや入浴法もありますが、「そんな時間はとれない…」という人や「手軽にむくみ対策がしたい!」という人には、カリウムの含有量が多い青汁を飲む方法がオススメです。

 

カリウムとは?

カリウムとは、身体の機能を正常に保つために必要なミネラルの一つで、食べ物では野菜や果物・海藻などに多く含まれています。


カリウムのほとんどは細胞の中の「細胞内液」に存在していて、細胞外液のナトリウムとバランスをとり、細胞を正常に保ったり体内の水分バランスを維持する働きをしています。


その他にもカリウムは、筋肉を収縮させる働きや、体液のpHバランスを保つ働き、神経細胞で刺激を伝達する働きや老廃物の排泄を促す働きもありますので、体にとって無くてはならない成分です。


健康の維持・生活習慣病の予防を目的に作られた「日本人の食事摂取基準(2015年版)」ではカリウム摂取の目安量は成人男性では2500mg・成人女性では2000mgとされていて、サプリメントでの摂取や腎臓に問題がなければ、多く摂ったカリウムは尿として排出されるので上限はありません


逆にカリウムを多く摂る事で、血圧の低下や脳卒中の予防・骨密度の増加が期待出来るとされていて、日本人の食事摂取基準(2015年版)でも高血圧の予防を中心とした目標量は成人男性で3000mg以上・成人女性で2600mg以上と高めの数値が設定されています。

 

ナトリウム排泄を助ける

よく「しょっぱいモノを食べ過ぎると血圧が上がる」とか「塩分を摂りすぎるとむくむ」言われますが、それは体にナトリウムの濃度を一定に保とうとする働きがあるからです。


塩分の多いモノを食べて、体の中にたくさんのナトリウムが入ってくると、それを薄めようとして体は水分を多く摂ります。そうすると、体は水分を溜めこもうとするのでむくんでしまい、血液の量が増えて血管にかかる圧が増え、血圧も上がってしまうのです。


ナトリウムは腎臓で再吸収や排泄を行っているので、塩分の多い食事ばかりしていると腎臓に負担がかかり、血圧が高くなれば心臓にも負担がかかりますので、腎臓病や心筋梗塞などの原因にもなってしまいます。


そのナトリウムを排出するために必要なのがカリウムです。カリウムは腎臓でナトリウムが再吸収されてしまうのを防いで、尿への排出を促す働きがあります。


カリウムを多く摂ると必要ない分は汗や尿として排出されますが、その時同じ量のナトリウムも一緒に排出されるので、体内のナトリウム濃度が下がれば水を溜めこむ必要がなくなり、血液量も元に戻って血圧は下がり、むくみも解消されるわけです。

 

 偏食志向には必須!

日本人の食事摂取基準(2015年版)では、ナトリウムの1日の目標量は成人男性で8.0g未満・成人女性で7.0g未満とされていますので、それを3食に割ると1食で摂れるナトリウムは2g~3g程度になりますよね。


ちょっと家にあるインスタント食品の食塩相当量を見てみたところ、普通サイズのカップ麺は1.6g~1.9g、冷凍パスタで2.4g、インスタントカレーは2.5g~2.7g、袋麺ではスープも含めると5.6gなんてのもありました



たまーに食べる分には良いですが、普段インスタント食品中心の食事をしていたり、3食に加えてインスタント食品をおやつ代わりに食べている場合、毎日かなりの量のナトリウムを摂取していることになります。
ご紹介

そうなるとカリウムもたくさん摂る必要があるわけですが、カリウムは水に溶けやすい性質があるため、加水調理されているインスタント食品ではカリウムの量は十分とは言えません。


インスタント食品やお菓子でもお腹は一杯になりますが、むくみや高血圧を引き起こさないためには、カリウムを含む野菜や果物も、意識してしっかり摂っていないといけないという事ですね。


外食も場合も、健康志向のメニューを除いては、万人が美味しく食べられるように濃いめの味付けになっていることが多いですから、そこに更にお醤油やソースをかけている食べている人は特にナトリウムの摂りすぎが心配です。


「野菜は嫌い」なんて偏食の人や「付け合わせの野菜は美味しくないから残す」なんて人はもちろん論外ですが、普通に食事をしているつもりでも、インスタントや外食・出来合いのお弁当を多用している時には、塩分が多くてカリウムが少ない食事になっている可能性が高いので、カリウムを含む食べ物の摂取が必須になるのです。

 

手軽に青汁で摂取しよう!

 

カリウム,青汁

 

カリウムを摂取するためには、野菜や果物・海藻などを多く食べれば良いので、毎食野菜サラダや海藻サラダを食べたり、塩分を控えた野菜たっぷりスープや海藻スープを作って一品加えれば良いわけですが、なかなか毎食は難しい…という人も多いと思います。


サラダやスープは作る手間もありますし、買うにしても毎食200円~300円以上プラスになると、お財布的にも結構厳しいですよね。


そんな時に活用して欲しいのが青汁です。青汁というのは、野菜を搾った汁や、野菜を乾燥させて作ったドライベジタブルですから、カリウムもたっぷり含まれています


市販のモノなら水に溶かすだけで飲めたり、そのまま飲めるタイプもあるので作る手間もかかりませんし、1杯あたり100円前後で買えるものもあるのでとってもお手頃です。


粉末タイプならかさ張らないので、鞄のすき間にちょっと入れておいて、外食の前にサッと飲んで手軽にカリウム補給も出来ちゃいます!


カリウムを摂るために、「毎食食事に注意しながら食べなさい」と言われると負担が大きく感じますが、「1~2食は青汁を加えて1食は野菜や果物もしっかり食べなさい」だったら、忙しい人や面倒くさがり屋さんでも、カリウム摂取でむくみ&高血圧対策もやれそうですよね?


 

青汁カリウムが多く含まれる青汁原料は?含有量の比較も!

 

「青汁でカリウムを摂ろう!」と思った時、最初にぶつかる壁は「どれを飲んだら良いの??」というところじゃないでしょうか?どうせなら、カリウムがたくさん入っている青汁を選びたいですよね。


でもひと口に『青汁』といっても、今は販売しているメーカーもたくさんあるし、使われている原材料も様々なので、カリウム含有量の多い青汁がどれなのかはパッと見ではわかりません。


ただ青汁の基本は「野菜」なので、含まれているカリウムの量は、元になっている野菜にどのくらいカリウム含有量があるかがポイントになってきます。

 

青汁原料

 

大麦若葉

最近一番多く見かける青汁といえば、大麦若葉が原材料になっている青汁ですよね。「大麦若葉」とは、その名前のとおりイネ科穀物である大麦の実がみのる前の、若葉の状態で刈り取ったものです。


大麦は、押し麦として食べたり、ビールや麦茶・醤油や味噌などの原料にもなっていますので、私たちの生活に密着した植物でもあります。大麦若葉で作られた青汁はクセが無く飲みやすいので、毎日の習慣にしやすく現在主流の青汁になっています。


大麦若葉のカリウム含有量ですが、実は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」には掲載されていません


当たり前にあるものなのに、国が出している成分表に載っていないというのはちょっと不思議な感じがするかもしれませんが、大麦若葉はそのまま炒めたり茹でたりして食べる物ではないという事と、どのくらい成長させて刈り取ったかで栄養素が違ってくるので難しいのかな…なんて想像したりしています。


とはいえ、主流の大麦若葉のカリウム量がわからないのでは困ってしまいますので、他の企業様が独自に行っている成分分析結果を参考にさせていただきましょう。


日本粉末食品株式会社様の分析結果によると、大麦若葉(日本産)の粉末100gのカリウム含有量は2730mgとなっています。


生のキャベツ100gのカリウムが200mgで粉末は2300mg・生のカボチャ100gのカリウムが400mgで粉末は1480mgなところを見ると、大麦若葉のカリウム含有量はかなり多いといっても良いのではないでしょうか。

 

参照元:http://www.nfy.co.jp/foods/detail/barley_.php

 

明日葉

 

明日葉とは、日本原産とされているセリ科の多年草で、「今日摘んでも明日には新しい葉が出る」といわれるほど生命力が強く、成長もはやいのが特徴です。


明日葉を切った時に出る黄色い汁には「カルコン」という明日葉特有のフラボノイドが含まれていて、内臓脂肪の減少や糖尿病の予防に効果が期待されています。


そんな明日葉のカリウム含有量は、生葉100gで540mgとかなり多く、日本粉末食品株式会社様の分析結果でも粉末100gで3390mgとハイスコアです。

 

参照元: 日本食品標準成分表2015年版(七訂)

参照元:http://www.nfy.co.jp/foods/detail/ashitaba.php

 

ケール

ケールはキャベツの原種に近いアブラナ科の野菜で、暑さや寒さに強く一年中栽培することができ、生命力が強いという特徴があります。


緑黄色野菜の王様』と言われるほどビタミンやミネラルが豊富ですが、独特の苦みやえぐみがあるため、日本では青汁がメインになっています。「不味~い!もう一杯!!」の青汁はこのケールの青汁です。


ただ海外ではスーパーフードとして、サラダや炒め物として食べられていますので、それ程警戒することはありません。睡眠を促すホルモンの「メラトニン」が食べ物のなかで圧倒的に多く含まれているといった、他にはない良さもあります。


そんなケールのカリウム含有量は、生葉100gで420mg・日本粉末食品株式会社様の分析結果では粉末100gで2390mgなので、大麦若葉・明日葉と比べるとちょっと少なめな印象です。


参照元:http://www.nfy.co.jp/foods/detail/kale.php

 

こうして主要の原材料3つを比べてみると、カリウムを摂取するための青汁なら明日葉が一番、次点で大麦若葉を選ぶのが良さそうですね。

 

青汁腎臓が弱い人は要注意・・青汁のカリウムが悪さをする?


 

カリウムは健康な人の場合、多く摂っても尿として排出されてしまうので、むくみの改善や高血圧予防に効果のある栄養素ですが、腎臓の機能が低下していて人工透析を受けているような人の場合、カリウムを上手く尿に排泄出来ずに体の中にカリウムが溜まり高カリウム血症』という状態になってしまうことがあります。


カリウムの正常値は3.6~5.0mEq/Lですが、5.5mEq/L以上になると高カリウム血症とされ、筋肉のしびれや吐き気・知覚過敏や脱力感などを引き起こします。


ただこれらの自覚症状は6.5mEq/L以上にならないとみられない人もいますし、もしかすると気にならない…なんて人もいるかもしれませんが、本当に怖いのはこの後です。



カリウムの数値が7.0~8.0mEq/Lを超えてしまうと、心停止を招く致死性の不整脈を引き起こすことがあるのです…。

青汁 主婦 悩み

 

 





腎臓病というのは最初は自覚症状があまりなく、発見が遅れてしまい受診したときにはすでに慢性腎不全で、透析が必要になる直前だった…ということも珍しくない病気です。


腎臓の機能が低下した時にも、尿が作れなくなるためにむくみ(浮腫)が出ることがありますが、そのむくみを青汁のカリウムで改善することは出来ないのです。


むくみが長引いている場合は、まずは病院で診察を受け、腎臓に異常が無いという診断を受けてから青汁でむくみ対策をしましょう。


すでに受診して治療中の場合は、主治医とよく相談をし、飲んでも大丈夫とお墨付きをもらってから青汁を飲み始めた方が安心です。


青汁の栄養素はカリウムだけではありませんので、程度によっては他の栄養素がプラスに働く事もあります。その場合は、カリウムの多い明日葉が入っている青汁や、ホウレン草など他の高カリウム食材が入っている青汁は避ける工夫も必要ですね。


コメントは受け付けていません。