粉末青汁で酵素は摂取できないってほんとう?製法による違いを解説!

青汁 酵素

健康に美容に野菜不足に…手軽に持ち歩けて、水さえあればいつでも飲める粉末青汁は強い味方ですよね!


でも生野菜に多く含まれる「酵素」は、乾燥させた粉末青汁ではもう働けなくなってるから意味がないっていう話もあります。本当に粉末青汁では活きた酵素は摂れないのでしょうか?


青汁の酵素は製法により変わる?

 

粉末青汁 製法


粉末青汁というのは、基本的に野菜を乾燥させて粉にしたものです。でも同じ「粉末青汁」なのに、そのお値段はピンキリ…。だったら安いほうが得じゃない?という人もいるかもしれませんが、実はそうとも言えないんです。


その理由の一つに「作り方の違い」があります。お安く買える青汁のほとんどは、原材料の野菜を良く洗った後に、熱風で乾燥させ、粉砕して粉にするという方法で作られています。


この方法はそれほど特別な装置も必要とせず、短時間での大量生産も出来るので、非常に効率よく粉末青汁を作る事が出来ます。かかるコストも少なくて済むので、販売価格もお安くできる…というわけです。


ただこの「熱で乾燥させる」という方法は、コスト面では優れていますが、栄養素を守るという点ではイマイチなんです…。

主婦,困った





青汁の原材料になっている野菜には、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、豊富な栄養素が含まれていますが、その中には「熱に弱い栄養素」というのもあります。


ビタミンCが熱で酸化しやすくなるのは結構知られていますが、糖質の代謝を促すビタミンB1や、余分なナトリウムを体外に出してくれるカリウム、赤血球を作る葉酸、活性酸素を除去するSOD酵素などの酵素も熱に弱い栄養素です。


酵素はどんなに強いものでも耐えられる温度は70℃くらいまでで、50℃では20分、48℃でも2時間で活動できない状態になってしまうと言われています。「粉末青汁では酵素が摂れない」と言われるわけはここにあるんですね。


しかし!これはあくまでも「高い熱で乾燥させている粉末青汁」でのことです。今は技術が発達し、野菜を粉末にする方法は「熱を加えるもの」だけではありません。


特別な装置が必要だったり、時間がかかってしまったり、高い技術が必要な分だけコストはかかってしまいますが、酵素やビタミンなどを壊さないような方法で作られている粉末青汁もちゃんとあるんです。

 


遠赤外線低温乾燥製法


 

遠赤外線」と聞くと、すごく暖かいイメージがあると思いますが、遠赤外線自体は紫外線などと同じ「電磁波」の仲間なので、遠赤外線そのものが暖かいわけではありません。


遠赤外線は金属以外の物質にあたると、分子の振動を活発にします。するとそこに熱が発生するので、遠赤外線があたった物質が暖かくなるのです。


遠赤外線低温乾燥製法では、原材料の野菜を洗った後、乾燥させるために遠赤外線を使う事で、急激に温度を上げることなく、低い温度でも野菜を乾燥させる事が出来ます


加熱時間にもよりますが、高温にならないようにコントロールが出来るので、酵素などの熱に弱い栄養素の損失が少ない方法といえるでしょう。


スプレードライ(噴霧乾燥)製法


粉末青汁 スプレードライ製法

スプレードライ(噴霧乾燥)製法とは、液体を気体のなかに霧状にして飛ばすことで、急速に乾燥させて粉にする方法の事で、粉ミルクやインスタントコーヒー・顔料や医薬品などを作る時にも使われている製法です。


スプレードライ製法で粉末青汁を作る場合には、まず原材料の野菜を洗い、次にこれを細かく砕きます。それを絞ってエキスと繊維にわけ、エキスの方を霧状に飛ばして粉末にするのです。


スプレードライ製法では、温めた空気の中に液体を飛ばすことが多いですが、青汁を作る場合には酵素などの熱に弱い栄養素を壊さないように、40℃以下の温風を瞬間的にあてることで粉末にしています。


途中で繊維が取り除かれているので食物繊維は少なめになりますが、口当たりがサラッとしていて体に吸収されやすいというメリットがあります。


フリーズドライ(真空凍結乾燥)製法


粉末青汁 フリーズドライ製法

フリーズドライ製法で作られた食品は、インスタント食品や非常食・シリアルに入っている果物なんかにも使われていますので、見た事も食べた事もない…という人は少ないと思います。


フリーズドライ製法とは、水分を含んだ食品をマイナス30℃程度で急速冷凍し、減圧して真空状態にした後、真空状態では水分が水蒸気になりやすいという性質を利用して、液体が気体に変わる「蒸発」ではなく、固体が気体に変わる「昇華」という形で乾燥させる方法です。


こちらは原材料の野菜をカットしてそのまま凍らせているものもあれば、搾ってエキス状にしたものを凍らせているものもありますが、どちらにせよ凍らせたまま乾燥させるので、酵素などの熱に弱い栄養素も失われにくく、色や香り・味なども保持できます。


多少お値段が高くても、酵素や栄養素が多い粉末青汁が飲みたい!という人は、商品説明にこれらの製法か、「非加熱処理」や「熱を加えず」と書いてあるものを選んでみてくださいね。


 

青汁粉末?冷凍タイプ?青汁の酵素量比較

 

冷凍青汁 酵素


最近では、手軽でお安く売り場を選ばない粉末青汁が主流になっていますが、『青汁は粉じゃなくて「汁」なんだから、そのまま冷凍されてる物こそ本当の青汁でしょ!』という人もいますよね。


粉に加工してある青汁でも酵素や豊富な栄養が摂れるなら、液体をそのまま冷凍している「冷凍青汁」だったら、もっとたくさんの酵素や栄養素が入っているはず…と思っている人も少なくないでしょう。


実際あちこちで、「酵素を摂るなら液体青汁じゃないと駄目」とか「粉末青汁はスムージーや冷凍青汁ほど栄養は摂れない」という話も耳にします。はたしてその情報は真実なのでしょうか?


粉末も液体も酵素量は変わらない?


 

粉末青汁も、液体をそのまま冷凍してある青汁も、基本的に原材料に使われているものは変わりません。商品によって使われている野菜の種類や量が違うくらいです。


だとすると、酵素量に大きな変化を与えるのはやっぱり「作り方」ですよね。粉末青汁の作り方は先ほど説明しましたので、あとは冷凍青汁がどうやって作られているかがポイントになってきます。


一般的な冷凍青汁の作り方は、まず原材料の野菜を洗浄し、刻んで搾り液状にします。乾燥工程がないので、ここで個包装です。このまま冷凍して販売出来れば栄養丸ごとですが…そうはいかないのが日本の『食品衛生法』です。


冷凍青汁や液体青汁は清涼飲料水」に分類されて販売されていることがほとんどですが、食品衛生法で清涼飲料水は、以下のように決められています。


『ph4.0未満のものは中心部の温度65℃で10分間加熱・ph4.0以上のものは中心部の温度85℃で30分間加熱、またはこれと同等以上の効果を有する方法で殺菌


要するに、冷凍青汁や液体青汁は、どの商品でも「搾ってそのまま販売」は出来ないってことなんです…。


そうなってくると、熱に弱いビタミンやミネラル・酵素は殺菌の段階で少なからず破壊されてしまうことになり、『粉末青汁よりも冷凍青汁の方が酵素が多い』という話は信憑性が薄いと言わざるをえません。


酵素の量を決めるのは「粉末か冷凍か」ではなく、「どうやって作られているか」です。粉末青汁でも冷凍青汁でもスムージーでもそれは変わりません。酵素の量を気にするならば、『液体の飲料は殺菌されている』ということは頭に入れておきましょう。

 


液体青汁はフレッシュな風味


冷凍青汁 酵素


液体青汁は加熱殺菌はされているものの、液体青汁にしかない良さもあります。まずはその「鮮度」です。乾燥工程がなく空気にさらす必要がないので、青汁が酸化することなく搾りたてに近い味が楽しめます。


冷凍青汁は「ケール」というキャベツやブロッコリーの原種の野菜が使われていることが多いのですが、ケールは冬場は凍らないように糖度を上げるために甘みが増し、夏場は独特の苦みが増すものの栄養価が高くなるという特徴があります。


実は冷凍青汁は新鮮なケールをそのまま使っているので、作った季節によってその味の違いも楽しめるんです!これは粉末青汁では味わえません。


ただケールの独特の苦みや青臭さは初心者には飲みにくい…という意見もありますので、オススメするのは青汁上級者さんか「まず~い!もう一杯!!」を体験したい人に留めておきます。


液体青汁のもう一つの良さは、その「喉越し」です。粉末青汁はどんなに溶けやすいと言っても、やっぱり粉っぽさが残ってしまうものですが、液体青汁にはそれがありません。


粉末青汁の粉っぽさが気になって飲み続けられなかった人は、試してみるのも良いかもしれませんよ。気になるけど通販はちょっと…という方は、大きめのスーパーの冷凍食品売り場を探してみてくださいね。

 

青汁青汁の栄養成分と酵素を効果的に摂取!

 

遠藤青汁青汁が持っている栄養素と酵素を全部摂りたい!と思ったら、安全な原材料を手に入れて、搾ってそのまま飲むのが一番ですが、個人でこれをやろうと思うと、搾るための設備も必要だし…何より毎日新鮮で安全な原材料を手に入れるのが大変です。


そこで利用したいのが『遠藤青汁』の青汁スタンドです。遠藤青汁とは、「青汁の父」と呼ばれる遠藤仁郎博士から直接指導を受け、その理念を守り、厳格な原材料の栽培方法と製造方法に従って作られている青汁の事です。


遠藤博士が青汁について考え始めたのは、戦時中の食糧難の最中だそうですから、その歴史の古さに驚かされますね!ちなみに「青汁(あおしる)」という名前を考え付いたのは博士の奥様ですから、遠藤博士は名実ともに「青汁の父」といって良いでしょう。


遠藤博士の青汁は、まず土づくりから始まり、無化学肥料で無農薬の100%ケールが原材料になっています。もちろん添加物や着色料などは一切使わず、100%ケールのパワーと味を楽しめます。


遠藤青汁の青汁スタンドは、銀座や渋谷をはじめとして、神奈川や静岡・名古屋・徳島・松山にもありますので、興味のある方は覗いてみてください。


…とはいえ、遠藤青汁の青汁スタンドが近くにあるという人は少数ですよね…。そんな人には、遠藤青汁の「粉末青汁」を利用してみるのはどうでしょうか?

 


遠藤青汁の粉末青汁


遠藤青汁

遠藤青汁の粉末青汁は、遠藤博士の「青汁は商用に宣伝してはいけない」という理念があるため、大手企業の粉末青汁のように有名ではありませんが、無農薬・無化学肥料の100%ケールで作られている信頼できる青汁です。


実は「遠藤青汁」を作っている会社は一つではないので、粉末青汁の製造方法については様々なのですが、ここでは酵素に着目して、『遠藤青汁グリーンライフのドライ粉末』をご紹介します。


「遠藤青汁グリーンライフのドライ粉末」は熱を加えずケールをまるごと自然乾燥させていて、成分ができるだけ壊れないように粉末化されています。


普通の会社では「いかに安く・多く作って儲けを出すか」が商売の基本だと思いますが、遠藤青汁グリーンライフでは遠藤博士の理念を守り、大量生産をせず手作りを基本姿勢として、製品の質の維持に努めています。


1杯でケールを160g以上摂れる

 

遠藤青汁 青汁スタンド一般的な粉末青汁は、平均で1包4g程度なのですが、なんと「遠藤青汁グリーンライフのドライ粉末」は小袋1袋に倍の8gも入っています。


その1袋を作るために使われているケールは160g~210gにもなり、1日に必要とされている野菜摂取量の目安350gの半分くらいは補えてしまうんですから驚きですよね!


1ヵ月分として小袋が30袋入った大袋で売られていますが、240gも入っていて個包装なのにもかかわらず、3500円というお手頃価格です。


遠藤博士の「青汁は多く飲めば飲むほど良い、できるだけたくさん飲みたいものだ。」という考え方に基づき、限界までサービスしてくれているとのことで、お財布的にもすごく嬉しい青汁です。


しかも「初回限定●●円」ではなく、電子メールで無料サンプルをもらう事も出来ますので、1袋買ったけど飲めなかった…という心配もありません。


遠藤青汁グリーンライフのホームページでは、青汁について「正直いってそんなにおいしいものではありません」とか「飲みにくさに妥協しない青汁で、テレビの罰ゲームに使用されています」と書かれていたりします。

 

 

青汁粉末青汁で人気の原料は大麦若葉!

青汁 大麦若葉


「元祖青汁」は遠藤博士発案のケール青汁ですが、体に良いと言われても、やっぱりその独特のクセや苦みは万人に愛される…というわけにはいかず、なかなか続けることが出来ない人も多くいました


そこで登場したのが「大麦若葉」の青汁です。大麦若葉とは、その名の通り大麦を20cm~30cmくらいの若葉の時に刈り取ったものです。大麦は、押し麦や麦茶・ビールの材料になってますのでお馴染みですよね。


大麦若葉は、医学博士の萩原義秀先生が1960年代に、150種類以上の野菜・野草類の研究分析をした結果見出されたもので、萩原先生は大麦若葉の栄養を失わずに粉末できるようにと独自の「活性保存製法」も開発しています。


遠藤博士を「ケール青汁の父」とするならば、萩原先生は「大麦若葉青汁の父」といったところでしょうか。戦時中の食糧難の最中に青汁を思いついた遠藤博士には、麦になる前の大麦の葉を刈るなんてもってのほかだったでしょうから、まさに「現代向けの青汁」という感じです。


大麦若葉で作られた青汁には、ケール青汁のようなクセがなく、抹茶のような風味で飲みやすいのが特徴です。それでいてケールに負けないほど栄養豊富ですから、現代で主流になっているのもうなずけます。


残念ながら大麦若葉は本来そのまま食べるものではないので、まだ日本食品標準成分表には載っていません。代わりに粉末での栄養素を載せている企業様がいらっしゃいましたので、少しだけケール粉末と比較してみましょう。

 

栄養素(粉末100g中) ケール粉末 大麦若葉粉末
食物繊維
カルシウム
カリウム
マグネシウム

ビタミンK
39.9 g
2100 mg
2390 mg
273 mg
11.8 mg
5200 μg
41.1 g
290 mg
3200 mg
160 mg
41.6 mg
3700  μg

日本粉末薬品株式会社参照(ケール粉末)
山本漢方製薬株式会社参照(大麦若葉粉末)


カルシウムや鉄に違いはありますが、どちらも豊富な栄養が含まれていることがわかると思います。ただ植物ですので、育った時期や環境によって栄養量は多少変化します。そこはご了承くださいね。


青汁 明日葉 桑の葉 ゴーヤ 粉末青汁は、ここでご紹介したケールや大麦若葉の他にも、明日葉桑の葉ゴーヤなどを使ったものや、独自にブレンドされたものなど本当にたくさんの種類が販売されています。


どれを選んだら良いのか迷ってしまうかもしれませんが、その粉末青汁の原材料は何でどうやって栽培されているかどうやって粉末にしているかを良く確認して、後は続けられる味やお値段であるかを考えれば、きっと自分に合った青汁が見つかるはずですよ!

 

大麦若葉が主成分の青汁はこちら

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