青汁に含まれる食物繊維の種類と効果とは?

大麦若葉,食物繊維

大麦若葉が一番?青汁の食物繊維

大麦若葉,食物繊維

 

青汁には食物繊維が含まれています。食物繊維は便秘解消や満腹感効果があるとして有名です。青汁の原料として「大麦若葉」「ケール」「明日菜」が代表で、これらには食物繊維が豊富に入っていてほかの栄養素もたっぷりなので美容や健康維持を意識する人にはうれしい効果があります。

また、現代人は深刻な食物繊維不足といわれていて、食物繊維の摂取量の1日当たりの目安は、30~49歳では男性が26g、女性が20g、50~69歳では男性が24g、女性が19gです。しかし実際の平均的な摂取量は1日当たりわずか14g前後と1日の摂取目安と比べると非常に少ないです。

青汁の発症は岡山県の病院に勤めていた院長が自身や家族の飢えをしのぐためと始めたものがたまたま、栄養補給や健康維持に効果が高いとわかり、広く知れ渡ったという経緯があります。

青汁は苦くて飲みにくいというイメージがありますが、入っている野菜の組み合わせにより飲みやすい青汁もありますので、不足しがちな栄養素を手軽に補うので1日1杯から始めるといいでしょう。

その中でも大麦若葉を使った青汁は口当たりも良く、食物繊維の量がダントツで多いのでおすすめです。


食物繊維の量は大麦若葉がダントツ!


大麦若葉とは、大麦が穂をつける前の若い葉っぱのことです。この葉っぱの中にはさまざまな栄養素が含まれています。

  • 食物繊維
  • ビタミン
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • クロロフィル など

食物繊維・ミネラルが豊富でほかにビタミンなどを含んでいます。大麦若葉には食物繊維が100gあたり47.2gと他の野菜や植物に比べるとかなり多いのです。青汁はどれもさまざまな原料や栄養素でできていますが、その中でも大麦若葉を使っているものを選ぶとたくさんの食物繊維を摂取できるでしょう。

また食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。水溶性は水に溶けて粘性のあるゲルに変化する、不溶性は水に溶けずに水を吸収し膨らむという特徴を持っていますが、青汁にはこの水溶性と不溶性がバランスよく配合されています。

食物繊維もこの2種類をバランスよく摂取することが大切で、その割合は水溶性1:不溶性2といわれています。

青汁に食物繊維と記載がない場合は?

青汁のパッケージやラベルに食物繊維と記載がないです。このような場合でも食物繊維は含まれているの?
また食物繊維とは書いてあるけど、水溶性か不溶性か分からない場合にはどう判断したら良い?

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青汁の中には難消化性デキストリンと記載されているものがあります。難消化性デキストリンとは水溶性食物繊維の一種です。主に多い栄養素が記載されている可能性があるので、難消化性デキストリンと記載があれば水溶性食物繊維を多く含んでいます。

また食物繊維とだけ記載がある場合は原材料で判断すると良いでしょう。大麦若葉やケールなどの場合は水溶性食物繊維を多く含んでいるので、バランス配合としては水溶性が勝ります。その場合は食事で不溶性食物繊維が不足しないように摂取するようにしましょう。


数種類の原料がブレンドされている


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青汁はさまざまなメーカーから発売されています。青汁の多くは数種類の原料がブレンドされているので、まずは試しに飲んでみて、自分のお腹の調子に合うものを選びましょう。

効果が高いものであっても、自分のお腹を壊してしまうものは適切とはいえません。健康に楽しく飲み続けるためにも、自分の体質に合ったものを選びましょう。

またアレルギーを持っている人は特に原料に気をつけましょう。アレルギー症状を起こすものが含まれている可能性も考えられるので、口コミや評価から選ぶ際もまずは原材料に何が使われているのか確認した方が良いでしょう。

 

青汁青汁の食物繊維の含有量


大麦若葉,食物繊維市販されている青汁の原材料を見ると、大麦若葉やケール、明日菜、桑の葉などを使用していることが分かります。さらにはゴーヤやモロヘイヤ、小松菜、ヨモギといった食物繊維を多く含む原料もよく使用されています。

しかし含まれている食物繊維の量はどれもバラバラです。青汁によって食物繊維の含有量が違うので、青汁を選ぶときはどんな栄養素がどれくらい含まれているかにも目を向けると良いでしょう。


大麦若葉はケールの10倍以上!


大麦若葉には豊富な食物繊維が含まれています。それぞれの食物繊維の含有量は100gあたりケールが3.7g、明日葉が5.6g、大麦若葉が47.2g、桑の葉が52.9gです。桑の葉には劣るものの、大麦若葉にはケールの10倍以上の食物繊維が含まれています

こうした点から青汁を選ぶときは原材料に何が使われているかによって食物繊維量も変化してくるので、一つの目安にすると良いでしょう。


青汁は配合バランスが大切


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青汁には食物繊維だけでなく、他にもミネラルやビタミンが含まれています。青汁を選ぶときは食物繊維の他にもこういった栄養素がどのくらい含まれているかなどの配合バランスを気にして選びましょう。

青汁には多くの栄養素が含まれており、最近では乳酸菌を含むものまで登場しています。自分の生活の中で不足しがちな栄養素が摂れる青汁を選びたいものですが、体との相性はとても大切です。

青汁にはさまざまな栄養素が含まれているので、バランスや自分の体に合うかどうかで判断するようにしましょう。

食物繊維だけに特化した青汁もありますが、健康を考えるのであれば、他にも不足しがちな栄養素をいっしょに摂取しましょう。青汁の他にも栄養補給としてサプリメントを飲むのであれば、青汁で賄える栄養素は賄っておいた方が体にも負担にならず、より健康を目指せます。


青汁青汁は水溶性食物繊維が少ない?


青汁によっては水溶性食物繊維が少ないものもありますが、基本的に食物繊維が豊富なものを選べば問題はありません。青汁でも食物繊維は摂取できますが、基本はまず食事から摂取することを心がけましょう。

水溶性と不溶性はバランスよく摂取してこその食物繊維です。どちらかに偏ってしまうと便秘を引き起こしたり、逆にお腹を緩くしてしまうこともあるので、偏ることのないように摂取するといいですね。

青汁を飲んで健康な日々を過ごしましょう!

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